コニカミノルタ ハッカソン 2017 参戦記

このブログはkstm Advent Calendar 2017 13日目のブログです。

 

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9月16日、9月17日の二日間コニカミノルタさんのハッカソンKonica Minolta hackathon )に参加しました。

チームでの参加が可能であったため、私(長沼)と下林、伊藤(勇)、北村の4名で参加しました。

  今回のハッカソンのキーワードは「イノベーション」。「未来の働き方を想起させるサービスを開発せよ」というテーマで、開発を行いました。

私たちの開発のアイデアテーマは「風通しを良くして誰しもが発言しやすい会議を 〜遠隔会議でもろくろを回したい〜」。会議中、話したくても話を切り出せない人のためのシステムを開発しました。これは手がろくろをまわすような動きをするとSlack等に通知を送り、話を振ってもらうシステムです。

サブタイトル「〜遠隔会議でもろくろをまわしたい〜」とは、発案者伊藤君の癖のような物です。自分から話に割って入れない、そんなもどかしいとき自然と手がろくろをまわすように動いてしまう。そんなことを伝えるシステムが欲しいということをアイデアシートに書いたところ、他のハッカソン参加者の方々からも多くの共感を得ていました。 

 

開発

今回のハッカソンではコニカミノルタさんが様々なガジェットを提供してくださり、開発の自由度がとても広がりました。私達が利用したガジェットはMESHのMoveとParrotのドローンです。

開発の初期段階では、MESHを振ってSlackに通知を送るという実装を行いました。しかし、それ自体は1日目の実装時間内に終了してしまいました。そのため、夜はしっかりと睡眠時間を得ることができました。

問題は2日目です。1日目で予定していた実装が終了してしまいましたので、アイデアを発展させなければなりません。しかし、我々のメンバーは自由人が多かったため、その問題はすぐ解決しました。

  「ドローン飛ばしたくないっすか」

どこかの誰かの一言で、ドローンを飛ばすことが決定しました。表向きの理由としては「Slackの通知だけでは弱い。物理(現実)で影響を与える。」ということで、実装が始まりました。また、1日目の実装ではMESHからSlackへの通知にIFTTT使用したのですが1 0秒ほどの遅延が発生していたため自宅にサーバを建て高速化を行ったり、デモでは失敗してしまった(そのため、なかったことになってしまった)webカメラにろくろをまわしているおじさんを表示するなど、2日目は非常に濃い時間を過ごしました。

 

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構成図

上の図は、実際に作成したシステムの構成図をホワイトボードにかいたもの。プレゼンテーションをするために、ホワイトボードに書き出しました。今見ても、増築に増築を重ねたシステムですね。

 

結果

私達は今回のハッカソンで2位という結果でした。プレゼンテーションでは、Webカメラを利用したシステムが上手く動作しなかったのですが、それ以外の、Slackへの通知、ドローンの飛行は上手くいきました。また、審査員の方々への受けもなかなか良かったと思います。そして伊藤君の小芝居はとても受けていました。

私達は、賞状と盾、コニカミノルタプラネタリウムペアチケットを頂きました。

 

最後に

残念ながら1位は逃してしまいましたが、来年以降も開催したいと運営の方々がおっしゃっていたので、伊藤君をはじめとする後輩達がきっと1位をとってきてくれると思います。

今回のハッカソンは、限られた時間で成果を出すという自分の中のミッションを達成でき、また役割分担、進捗管理という経験をすることができました。優れたメンバーと楽しく開発することができ楽しかったです。